バイクを購入するにあたりバイクと長く付き合っていくには、多少のメンテナンスは、自分でやりたいものである。
パーツ類を取り外し、また元に戻すにあたって、このパーツはどこの何処についていたのだろう?長さの違うボルトはどちらに付いていたのかと悩んでしまうような経験、だれしもあるのではないだろうか。
その度に手を止め、迷ってしまう事で時間をとられ、挙句の果てにはパーツが余ってしまうというような事では、安心してバイクライフを過ごすことは出来ない。
そんな時の強い味方、指南書がこれ、各メーカーが車種や型式ごとに作ってあるサービスマニュアルである。

アマチュアからプロの整備士まで愛用している教科書みたいなものである。たかが教科書と侮るなかれ。
そのサービスマニュアルに記載せらている内容は、実に細部にわたって事細かく記載がされてあり、言わばバイクの解体新書といったところであろう。
パーツの取付け順序や、各ボルト・ナットの締め付けトルク値まで等、必要な事が漏れなく記載されてあるからありがたい。まるでプラモデルの組立説明書のようである。
各ページに記載されてある内容を見ているだけでも実に楽しい気分させてくれる。まるで自分が整備士になったような感覚で見ていられるから実に不思議である。

読むでけだけでは、簡単そうで誰でも組立が出来そうな気になるが、実際はそうは行かないところが実に面白い。
ボルトの山の嚙み具合や、部品のひずみ等でなかなか収まらなくなる事もあるが、サービスマニュアルがあるというだけで不思議と何と部品を余す事無く組立てられる。
部品の取付け位置がはっきりと分かるだけでも安心してメンテナンやカスタムをする事が出来る。
若い頃、初めてバイクを買うときに整備士のおやじから言われたのが、バイクを買う時の条件として必ず、サービスマニュアルも一緒に買うようにと言われていた。
もし、サービスマニュアルを一緒に購入出来ない場合は、バイクを買わないと言いなさいと言われていた。その意味が、今になって分かるような気がする。
今でこそネットでサービスマニュアルを手軽に手に入れる事が出来るが、昔は、サービスマニュアルと言えば、整備側にしかななかったようなもので、一般の人の手には入りにくかったのであろう。
それからすると、今の時代は、個人のブログやユーチューブ等でも検索の仕方次第で必用な情報をいとも簡単に得る事が出来るから、本当に便利な世の中になったとつくづく思う。
ネットの良さもあるが、サービスマニュアル本は、紙にしかない出せない魅力も詰まっている。余白も沢山あるので、必要な情報やその時に頭の中に浮かんだ事、感じた事等をメモしておくのもあとから見た時に、これがなかなか面白い。使い方は、使い手の自由なのだ。
これから、この世に一つしかないオリジナルのサービスマニュアルに仕上げていこうと思う。

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